原油の暴落は通貨市場、FX市場には関係性はあるのか?そしてその行方

By: CindianaJones

原油の価格が、暴落をしています。暴落をしたのは去年と同じ時期に当たり、今回もOPECの減産見送りが契機となりさらに、IEA、国際原油研究会の来年以降も原油価格は低迷をしたままであろうと、発表したことから暴落に拍車がかかったものです。

そして、間抜けなことに去年10月に日本銀行が原油価格の暴落を理由に追加緩和を実施したのですが、今年の秋までには再び原油価格が騰勢になるであろうとしたためです。このように、日本の金融のトップが原油価格の情勢を読み違える失態を起こしたくらいこの事件の波紋は大きいのです。もちろん、個人的には黒田さんは尊敬をしていますが、去年の10月、今年の秋までには原油価格は再び騰勢になるであろうとの発言には本当にこの人は何も原油価格がわかっていないと思ったものです。

原油価格の動向などは非常に簡単なもので、ドルが強ければ、下落してドルが弱い状態であれば上昇すると言う簡単な値段設定になっており、黒田総裁の発言は今年の秋までにアメリカ経済、およびドルは相当弱くなっていると発言したに等しいものです。この簡単なことがわかっていれば彼は何も理解をしてない、と言われても仕方がないでしょう。

つまり、原油価格はドルの強弱によって決まってきますのです、アメリカが利上げをするほど国力が強いということは、ドルも長期的にみれば強いと判断をすることができますので、原油価格は現在の1バレル当たり36ドルなんて値段は単なる通過点になります。個人的には数年以内には原油価格は10ドル以下になるでしょうと考えています。

そうなると、ロシアがデフォルトを起こす可能性が高くロシアルーブルが売られるでしょうが、その対象通貨は言うまでもなくドルになります。つまり、今後はもっと新興国危機は頻繁におきますので新興国の通貨はさらに売られるということになります。

こういった時点で、楽観論者は原油価格の低下は、経済状況にはプラスになるというのですが、もちろん、物価が安くなるという側面ではかなりいい効果が出るのですが、原油価格の更なる下落はドルが異常に強いことを示すので結局、新興国通貨が下落してもドルが高くなりますのでその買いつけ値段というのは理論上一緒になるのです。

つまり原油価格がどうなろうと、FXには一切関係がないということになります。通貨がいくら上下動しても、そこから原油価格には理論上何の影響もありません。原油の価格の本質は需給で決まりますので、FXには何も関係がないと割り切ったほうが賢明でしょう。

この投稿は2016年7月19日に公開されました。

ドルと金、ゴールドの相関性の誤解とその考え方

By: Eric Golub

FXではドルの強さを測るものには、ドルインデックスという指標があります。このドルインデックスというのはシカゴやロンドンの取引所にも上場されており誰でもその値段を見ることができます。また、FRBにもその指標となるドルインデックスという指標がありFRBの統計データの中にあります。

まず、このドルインデックスの弱点というのは、世界で一番取引されている通貨はユーロドルになるのですが、そのユーロドルの取引量が全通貨に対して50パーセント前後になることからドルインデックスの指標内におけるその占有率は50パーセント程度にどの指標もなります。

簡単にいえば、ドルインデックスには世界のさまざまな通貨のレートが含まれていますが、その割合はたいていの場合その取引量に応じて決まってくるのです。つまり、形はドル全体の強さという指標になっていますが、実質、ほとんどユーロドルにおけるドルの強さという指標になっているのです。これが、ドルインデックスの弱点になります。

昔からゴールドにもよくドルとの相関性が謳われることが多いものです。その由来はニクソンショックのドルとゴールドの兌換の停止までさかのぼります。ゴールドはこの世で発行される通貨の裏付けになることを金本位制度というのですが、その通貨とゴールドに交換できるのは規約上ドルだけだったのです。もちろん、円でもゴールドと交換はできますが、結局はそれをドルと交換してからゴールドに変えるという手続きをとっぱらったことです。

つまり、ニクソンショック前も以降も金、ゴールドは通貨という側面も持ち合わせているのです。現代では金本位制度は廃止され、変動相場制度が敷かれていますので金はお金という側面は持ち合わせていませんので、ゴールドに価値はそれほどないのですが、歴史的な事件によって現在の貨幣制度が崩壊した場合に備えてゴールドの価値が上がっているということになります。

ところが、原油とドルもかなりの相関性がありドルの上昇に伴い原油の価値は著しく毀損をしていますがゴールドの価値はそれほど毀損はしていません。

これには理由があり、世界で大規模な金融緩和を行って現在は通貨の供給過剰な状態です。その上、その通貨を発行する主体であり各国政府が大きな財政赤字になっていますので通貨自体がその価値を減らしているのです。つまり今の人はドルを筆頭とした貨幣にはあまり価値がないと判断しているのでゴールドの値段が原油と比べ下がらないのです。

こういった理由から今は、ゴールドとドルの関係性が逆相関の関係性にあると考えるにはあまりよくはないという理由がここに存在します。

この投稿は2016年7月19日に公開されました。

ユーロが悪いと一様にいう専門家の知識のなさ

By: wfabry

ユーロが悪い、悪いと叫ぶ外為関係者や専門家という存在がいつもギリシャ危機や南欧債務危機が起こってからいます。私もユーロは悪いと思っていますが、本当に悪い根源はドイツと考えており、そのほかのいわゆるPIIGSと言われるような国はこの危機が起こる前から悪いでしょう、と思うのです。そもそもこの国々はもともと産業らしい産業がない国ですので、私からみれば何で生計が立っているのか不可思議な国になります。ですからこの現状をみて悪いというのはそれほど大きな間違いでもありません。

一番性質の悪い勘違いはユーロの優等生はドイツという勘違いになります。たしかにドイツ人はルールを順守するよい国民性をもっています。しかし、あのリーマンショックで一番の大けがをしたのはドイツの二大銀行でありその怪我というよりも其の重症具合はアメリカの金融機関を上回ります。だからドイツはギリシャ救済の話合いには必ずダダをこねるのです。つまり下手な合意などできないくらいにドイツの銀行は追い込まれているのです。

そういうことを背景に、外為の専門家や関係者はユーロはまだまだ下がると放言をするのでしょう。私から言えば、私がそろそろユーロを買うか、と思っているときに懲りない頭の悪いディーラーがまだ下がると新聞で言い続けるので楽なものです。かられらが声高に叫ぶほど、曲がり屋に向かえの鉄則に従うだけです。

そもそも、ユーロの現状はそれほど悪いのでしょうか?フォルクスワーゲンや難民の問題で国際社会から非難を浴びていますが、フォルクスワーゲンの問題にしても走行テストをすり抜けるソフトを搭載したのは悪質ですが、日本も含め世界の自動車メーカーは同じようなことをやっているはずですし、難民の問題にしても自国の銀行がつぶれそうなときに難民どころではない、というのは普通の感覚だと思います。

一番、FXの専門家と称する人間がユーロは日本よりも悪いということがアホの塊ということに私からみればなります。なぜなら今年の日本の成長予測は1パーセントでユーロは1.5パーセントですよね。単純な比較で日本が日米欧の中で経済成長が悪いということになります。それでユーロが悪いと叫ぶ人たちは頭がおかしいのではないか、と思うのです。

この投稿は2016年7月19日に公開されました。